This month's music.
こんにちは。
toffの岡本です。
3月に入り春らしくなってきましたが、今月もナイスな音楽が届いています。
今月は緩く心地よく聞けるビートやアンビエント寄りの内容にしました。
それでは早速どうぞ。
CORTEX : Troupeau Bleu / ¥1,680 + TAX-
Label : Vestibular Records
Genre : Jazz, Fusion
1970年代のフレンチジャズ/フュージョンの至宝 Cortexの1stアルバムが初カセット化再発の快挙。
90年代のレアグルーヴ・ムーブメントで再発見された今作。
美しいローズピアノと軽快な16ビートから生まれるグルーヴィーなサウンド。その上を舞うウィスパー&スキャットな女性ヴォーカル。
奇跡的なくらいお洒落でシネマティックな楽曲が全編を覆う。
クラブジャズのクラシックとしてDJに愛され、ビートメイカーからはサンプリングされまくり、その価値は未だ高まる。
OHBLIV : Lewse Joints Ⅵ : The Bradford Thomas Tape / ¥1,680 + TAX-
Label : Ohbliv
Genre : Hip Hop, Beat Tape
ヴァージニア州リッチモンドのビートメイカーOhbliv。自身の初期音源をデジタルフォーマットで発表する際には変名「Bradford Thomas」でリリースしていましたが、今作はその音源の初カセット化。
それにしてもこの重く、黒いビート。J-Dilla直系のサウンドが体内にズンズンと響く衝撃が堪らない。
緩いジャケットデザインを纏った、最高に危ないビートテープ。
Various Artists : 相乗り3 / ¥1,280 + TAX-
Label : Mt. Fuji Tapes
Genre : Hip Hop, Beat Tape
静岡県富士宮市で始動し、その後はUSのニューオリンズに拠点を移した「富士山カセット」ことMt. Fuji Tapes。世界各国からビートメイカーを発掘し、ローファイ・ビーツにフォーカスした作品をリリースしている要注目のレーベル。
今作はレーベルが定期的にリリースしているシリーズ作品「相乗り」の第3弾。
レーベルと連携するアーティストのトラックを27曲収録。とろけるようなメロウビーツとゆるやかに歪む音像を特徴とするレーベルカラーを体験するダイジェストとして、存分に楽しめる。
MATATABI × ΔKTR : Your Blues / ¥1,500 + TAX-
Label : TMS
Genre : Hip Hop, Beat Tape
全世界的に拡大するビートシーン。ここ東京でも世界レベルで話題を呼ぶビートメイカーが登場する昨今。
今作のmatatabiとΔKTRも正にそういう存在。
でも二人のキャラクターのように、彼らのサウンドは力が抜けていて、ナードな雰囲気があって、そして絶妙のサンプリングセンスを持ってループする。
気持ち良くレイドバックするA面のmatatabi。特有の不安定感が癖になるB面のΔKTR。
「ニュースクール・オブ・ビートメイキング」なんて呼びたくなる知性とユーモアが滲むスプリット作品。
NO DEATH & RHUCLE : Small Lights / ¥1,680 + TAX-
Label : BLCR Laboratories
Genre : Electronic, Ambient
音楽のみならず、絵画や写真などの分野においても独自の芸術世界を構築している東京のアーティストRhucle。
同様に、匿名性の高いアートを創造するウィスコンシン州のアーティストNo Death。
日米の二人の芸術家がオランダのレーベルBLCR Labからリリースしたアンビエント作品。
柔らかい電子音とフィールドレコーディングによる有気音がゆっくりと日常を包み込む。
そして、日々の見慣れた風景が、別世界のように異なる色に染まってゆく。
美しいジャケットデザインもRhucleによるもの。
新しく入った和田も音楽が好きな様で、カセットに興味を持ち個人的にwaltzで買い物をしていました。
是非みなさまも新しい音楽との出会いを楽しんでみてください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。